本治験ネットワークの概要

組織概要

厚生連病院治験ネットワークは、臨床試験を通して地域医療の発展に寄与することを目的として平成23年1月28日に発足し、同年5月13日に正式に稼働いたしました。ネットワークに賛同する厚生連病院が協力して臨床試験の実施環境の整備に取り組んでおります。

 

日本文化厚生農業協同組合連合会内に置かれているネットワーク事務局では、治験実施可能性調査や見積交渉などの治験依頼者からの問い合わせ・折衝の窓口や必須文書の保管・管理等を一括して行っております。また、ネットワーク加入医療機関からの要望に従い、業務補完を行うために治験施設支援業務を展開しております。

 

更に『あたかも1つの医療機関の様に』同時並行的に治験を実施するため、2013年3月より厚生連病院共同治験審査委員会での審議による共同治験を推進しております。

事業概要

1)加入医療機関基本情報・疾患患者(症例)数情報の把握と一元管理 

2)治験等の紹介

   加入医療機関へ治験実施可能性調査を行います。

   治験依頼者からの新規治験に関する問合せ(実施可能性調査)の依頼を随時受け付けています。

   詳しくは「治験依頼者への方へ」をご参照ください。

3)治験等の普及・啓発

   加入医療機関の治験実施体制整備を支援しており、厚生連病院治験ネットワーク様式の

   標準業務手順書の設置を進めています。

4)治験等の実施に係る加入医療機関の連携・調整

5)治験等の実施に係る加入医療機関の教育・研修

6)治験施設支援業務の受託

 

ネットワークの特徴

 全国にある厚生連病院(中核病院)のうち、ネットワークの趣旨に賛同された医療機関が協同し、

 加入医療機関が主体となって活動している治験ネットワークです。

 「総会」や「代表病院会」を開催して年度総括や次年度方針の検討・協議を行っているほか、研修会

 開催のような教育・研修活動にも取り組んでいます。

 加入医療機関については、「加入医療機関一覧」をご参照ください。

 

厚生連病院治験ネットワーク事務局の役割・活動

  1)「調査〜依頼」

  ・治験実施可能性調査の実施

  (ネットワーク事務局から各医療機関への調査を実施し、調査結果を集約して報告いたします。
   選定結果についても、ネットワーク事務局が各医療機関へ伝達いたします。
     調査実施には通常10日~2週間程度いただいており、調査費用は無料です。)

  ・医療機関、責任医師選定(事前調査含む)対応窓口

  ・見積交渉、契約書作成の対応窓口

 

  2)「実施中」

  ネットワーク内の治験の進捗状況を随時確認し、症例組入れ・逸脱状況等の情報共有に取り組んで

  います。

  (効果的な対策・改善に役立てたり、必要に応じて、プロトコルに特化した勉強会の実施等を検討

  しています。)